ステップファミリーがしんどい日はある|継子と暮らす私が感じたこと

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ステップファミリーは、「新しい家族の形」と呼ばれることがあります。でも実際に暮らし始めてみると、「思っていたよりずっとしんどい」と感じる人は少なくありません。

家族なのに、距離感が難しい。叱っていいのか、わからない。実の親とは違う立場だからこそ、悩む場面がたくさんあるんですよね。

私自身、軽度知的障害のある夫の連れ子・ねんど君と暮らす中で、「もう無理かもしれない」と思ったことがあります。それでも今は、「家族だからこうあるべき」と考えすぎない方が、お互いにラクになれると感じています。

この記事では、私がステップファミリーをしんどいと感じた理由と、少しずつ考え方を変えてきた過程についてお話しします。

ステップファミリーがしんどいと感じるのは自然なこと

ステップファミリーには、初めから血のつながった家族にはない難しさがあります。一緒に暮らし始めたからといって、その日から親子になれるわけではありません。

子どもにはそれまでの生活がありますし、大人には大人の価値観があります。そこへ「今日から家族です」と言われても、お互いに戸惑うのは当たり前ですよね。

私も最初は、「ちゃんとお母さんにならなきゃ」と気負っていました。でも今振り返ると、その気持ちが強ければ強いほど、自分を苦しめていたように思います。

家族になるには、時間が必要。そう思えるようになってから、少しだけ気持ちがラクになりました。

ステップファミリーがしんどくなりやすい理由

最初から親子にはなれない

継親は、「親らしくしなきゃ」と思いやすい立場です。でも子どもからすれば、「ある日突然、親が増えた」という感覚かもしれません。

距離を縮めようとしてもうまくいかなかったり、逆に踏み込みすぎてしまったり。この距離感こそが、一番難しいところだと感じています。

継子との距離感や叱り方が難しい

一緒に暮らしている以上、注意しなければいけない場面は必ずあります。でも、「どこまで言っていいんだろう」と迷うことが、私には何度もありました。

実の親なら迷わず言えることでも、継親だからこそためらってしまう。叱ったあとで、「私が言わない方がよかったのかな」と落ち込む日もありました。

だからこそ、しつけやルールは夫婦であらかじめ話し合っておくことが大切だと思っています。継親がひとりで抱え込むと、本当に苦しくなってしまうからです。

別居している実親との関係に苦しむことがある

これは、ステップファミリーならではの悩みかもしれません。ねんど君の場合、実母との関係には、大人の目から見ると簡単には受け止めきれない部分があります。

客観的に見て、安心して子育てを任せられる状態だったとは言いがたく、ねんど君自身が傷ついた出来事もありました。それでも、ねんど君にとって実母は大切な存在です。

「お母さんがご飯を作ってくれた。」「僕が〇〇したら、お母さん笑ってた。」

そんな話を、今でもうれしそうに聞かせてくれます。そのたびに、正直、複雑な気持ちになります。

大人として知っている事実と、子どもが大切にしている思い出。このふたつは、必ずしも同じではありません。

以前の私は、「そんな人なのに」と思ってしまうこともありました。でも、子どもにとって「大好きなお母さんだった」ことも、また本物なんですよね。

だから私は、ねんど君が実母の思い出を話すとき、できるだけ否定しないようにしています。気持ちごと否定してしまえば、それは子どもの中で「話してはいけないこと」になってしまう気がするからです。

もちろん、簡単なことではありません。今でも、心が追いつかない日はあります。

それでも、大人の事情と子どもの気持ちは、分けて考えていきたいと思っています。

障害児子育てが重なると余力がなくなりやすい

わが家の場合、ステップファミリーであることに加えて、障害児子育てという側面もあります。学校とのやり取り、放課後等デイサービス、通院、将来への不安。

そこに仕事や家事まで重なると、心にも体にも余裕がなくなる日があります。以前、私はねんど君を強く怒ってしまい、「このままでは手を上げてしまうかもしれない」と感じたことがありました。

その日は家を離れて、ホテルに泊まりました。児童相談所や警察にも相談し、「もう限界です」と正直に伝えました。

結果として一時保護にはなりませんでしたが、児童相談所が継続して関わってくれることになり、放課後等デイサービスの利用日数も増えました。あのとき痛感したのは、「限界になる前に助けを求めてよかった」ということです。

ステップファミリーでしんどいときに意識したいこと

私は、「親にならなきゃ」と思いすぎるのをやめました。もちろん、一緒に暮らす以上、責任はあります。

でも、実母の代わりになろうとすると、自分も子どもも苦しくなってしまいます。夫婦で役割を話し合うこと、頼れる人には頼ること、疲れたら少し離れること。

そんな当たり前のことが、実は一番大切なのかもしれません。「普通の家族」を目指さなくてもいい。

わが家らしい形を探していけばいい。そう思えるようになってから、気持ちが少し軽くなりました。

ひとりで抱え込まないために

ステップファミリーの悩みは、周りに理解してもらいにくいことがあります。「家族なんだから頑張って。」「時間が解決するよ。」

そんな言葉では、どうにもならない日もありますよね。学校の先生やスクールカウンセラー、放課後等デイサービス、自治体の相談窓口など、話を聞いてくれる場所は意外とあります。

身近な人には話しにくい悩みなら、オンライン相談サービス「ココナラ」などで気持ちを整理してみるのもひとつの方法です。抱え込み続けるより、「誰かに話す」だけで少しラクになることもあります。


まとめ

ステップファミリーがしんどいと感じるのは、決して珍しいことではありません。親子関係、夫婦関係、実親との関係。

考えることが多いからこそ、疲れてしまう日があるのは自然なことです。だからこそ、「家族だから頑張らなきゃ」と思いすぎなくていい。私はそう思っています。

少し距離を取る日があってもいい。誰かに相談してもいい。

完璧な家族を目指すより、「今日も一緒に暮らせたね」と思える日を、少しずつ増やしていく。それが、ステップファミリーにとって一番大切なことなのかもしれません。

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