ステップファミリーってうまくいくの?連れ子と暮らす中で感じたこと

家族

ステップファミリーって、実際うまくいくのかな。
子連れ再婚をした人や、これから連れ子のいるパートナーと暮らす人なら、一度は考えることかもしれません。

私自身、夫の連れ子であるねんど君と一緒に暮らしています。
いわゆるステップファミリーです。

ただ、正直に言うと、「うまくいっているか」と聞かれたときに、すぐに胸を張って「はい」と答えられるわけではありません。
穏やかに過ごせる日もあれば、しんどい日もある。距離が近く感じる日もあれば、「今日はちょっと無理かも」と思う日もあります。

それでも、連れ子と暮らすなかで「これは意識してよかったかもしれない」と感じることはあります。
この記事では、ステップファミリーとして暮らすなかで感じた難しさと、少しずつ関係を整えるために意識していることをまとめます。

  1. ステップファミリーがうまくいかないと感じやすいのはなぜ?
    1. 継親と連れ子は、最初から親子にはなれない
    2. 子どもにとっては「再婚」より「生活が変わること」が大きいこともある
    3. 「ちゃんと家族にならなきゃ」という焦りがしんどさを増やす
  2. ステップファミリーをうまくいかせるために、わが家で意識していること
    1. 継親が最初から“母親役”を背負いすぎない
    2. 叱ることやルール決めは、まず夫と足並みをそろえる
    3. 呼び方や距離感は、子どものペースに任せる
    4. 家事を全部ちゃんとやろうとしない
    5. 家族のことを、夫婦どちらか一人の仕事にしない
  3. 夫婦だけで抱え込まず、外の支援も使う
    1. 相談先があるだけで、気持ちはかなり違う
    2. 働き方を変えることが、家族を回す助けになることもある
    3. 気持ちの整理に、本や体験談が助けになることもある
  4. ステップファミリーに向いている考え方・しんどくなりやすい考え方
    1. 「普通の家族」を目指しすぎない
    2. 「平等にすること」より「その子に必要な関わり」を考える
    3. うまくいかない時期があっても、それだけで失敗ではない
  5. ステップファミリーについてよくある質問
    1. 継母・継父は連れ子を叱ってもいい?
    2. 子どもが懐かないときはどうしたらいい?
    3. 別居している実親の悪口は言わない方がいい?
    4. ステップファミリーの悩みはどこに相談できる?
  6. ステップファミリーってうまくいくの?と思ったら、まずは“家族らしさ”を急がない

ステップファミリーがうまくいかないと感じやすいのはなぜ?

ステップファミリーは、ただ「家族が増える」という話ではありません。
大人同士の再婚だけでなく、子どもにとっても生活が大きく変わる出来事です。

しかも、実親・継親・連れ子という関係は、最初から自然に馴染むとは限りません。
好きになった相手に子どもがいて、一緒に暮らすことになったからといって、すぐに「本当の親子みたいに仲良くなれる」とは限らないんですよね。

継親と連れ子は、最初から親子にはなれない

私自身、ねんど君の実母ではありません。
だからこそ、「母親としてちゃんとしなきゃ」と思えば思うほど、苦しくなることがありました。

子どもから見れば、私は急に生活の中に入ってきた大人です。
大人側が「家族なんだから」と思っていても、子ども側の気持ちはそう簡単には追いつきません。

呼び方一つとってもそうです。
ねんど君は、私のことを「あやさん」と呼ぶこともあれば、「親分」と呼ぶこともあります。
それをどう受け止めるか、どこまで親として関わるか、距離感は今でも探りながらです。

子どもにとっては「再婚」より「生活が変わること」が大きいこともある

大人は「再婚」「新しい家族」という視点で考えがちですが、子どもにとってはもっと生活に近い変化の方が大きいのかもしれません。

知らない大人と暮らすこと。
家のルールが変わること。
親の時間や attention が変わること。
学校や放課後の過ごし方まで影響が出ることもあります。

特に障害のある子や、環境の変化が苦手な子にとっては、この変化はかなり大きいものです。
「再婚したから家族として仲良くしよう」だけでは回らない理由は、ここにある気がしています。

「ちゃんと家族にならなきゃ」という焦りがしんどさを増やす

ステップファミリーがしんどくなる理由の一つは、「ちゃんと家族にならなきゃ」という焦りかもしれません。

普通の家族みたいに仲良くしなきゃ。
実の親みたいに愛せなきゃ。
連れ子のことを自分の子と同じように思えない私はダメなのかも。

そんなふうに思ってしまうと、どんどん苦しくなります。
でも実際には、継親と連れ子の関係って、実親子とは違って当然なんですよね。
同じようにできないことがあっても、それだけで失敗ではないはずです。

ステップファミリーをうまくいかせるために、わが家で意識していること

「うまくいく」と言っても、何のトラブルもなく仲良し家族になることではないと思っています。
しんどい時期があっても、なんとか暮らしを回せること。大きく壊れずに、少しずつ関係を整えていけること。
私にとっては、そのくらいの感覚です。

そのうえで、わが家で意識していることを書いてみます。

継親が最初から“母親役”を背負いすぎない

私は最初の頃、「実母ではないからこそ、ちゃんとしなきゃ」と思いすぎていました。
食事も、学校のことも、しつけも、気持ちのケアも、全部ちゃんとできる継母にならなきゃ、と。

でも、それは無理がありました。
そもそも私は、いきなりねんど君の“母親”になれるわけではありません。
ねんど君にも、私にも、急に役割を押しつけるのはしんどかったです。

だから今は、無理に「母親らしさ」を背負いすぎないようにしています。
一緒に暮らす大人としてできることはする。
でも、全部を自分一人で抱え込まない。
この線引きはかなり大事でした。

叱ることやルール決めは、まず夫と足並みをそろえる

連れ子との暮らしで難しいのが、「どこまで継親が口を出すか」問題だと思います。

生活していれば、当然イラッとすることもあります。
言いたくなることもあります。
でも、感情のままに私が前に出すぎると、関係がこじれやすいと感じました。

なので、生活のルールや大きなしつけの方針は、まず夫と共有するようにしています。
何を注意するか、どこまでを夫が言うか、私が言うならどんな言い方にするか。
このすり合わせがないまま動くと、「ただ口うるさい大人」になりやすいんですよね。

実の親ではない大人から、親と同じ温度で強く叱られるのは、子どもにとってかなり堪えることのようです。

たとえこちらが正しいことを言っていたとしても、「なんでこの人にそこまで言われなきゃいけないの」と感じる場面はあるはず。

だからこそ、継親が叱るときは言い方や距離感に気をつけたいと思っています。 

もちろん、危ないことや今すぐ止めるべきことはその場で言います。
でも、継親が一人で“しつけ役”を背負わないことはかなり大切だと思っています。

呼び方や距離感は、子どものペースに任せる

「お母さんって呼ばせた方がいいのかな」
「もっと距離を縮める努力をした方がいいのかな」

そんなことを考えた時期もありました。
でも、呼び方や距離感って、無理に整えようとしてもあまりうまくいかない気がしています。

ねんど君は、私のことをその時々で違う呼び方をします。
それはきっと、ねんど君なりの距離感なんだと思います。

継親の側が焦って「もっと仲良くならなきゃ」と詰めすぎるより、
子どもが安心して過ごせる距離を探る方が、結果的には関係が壊れにくいのかもしれません。

家事を全部ちゃんとやろうとしない

ステップファミリーって、人間関係の調整だけでもけっこうエネルギーを使います。
そこに家事・仕事・通院・学校対応まで全部のせになると、普通にしんどいです。

だから私は、家事をちゃんとやることに執着しすぎないようにしています。
掃除をサボる日があってもいいし、夕飯をラクする日があってもいい。
家の中を完璧に回そうとするより、誰かにきつく当たらずに済む方が大事だと思うようになりました。

家事を減らすだけで、気持ちの余白が少し戻ることもあります。
実際、障害児子育てをするなかで「やめた家事」もかなりあります。
家事を抱え込みすぎてしんどい人は、よければこちらも読んでみてください。
内部リンク:障害児子育てでやめた家事5選

家族のことを、夫婦どちらか一人の仕事にしない

これはかなり大事だと思っています。
ねんど君は夫の連れ子なので、「子どものことは夫が全部やるべき」「いや、今は一緒に暮らしているんだから私も全部やるべき」みたいな極端な考え方は、どちらもしんどくなりやすい気がします。

通院、学校対応、家のこと、気持ちのフォロー。
全部をきれいに半分こできるわけではないけれど、少なくとも「片方だけが抱える」状態にはしないようにしています。

どちらか一人が限界まで我慢して回す形は、長くは続きません。
ステップファミリーに限らず、家族として暮らすならここはかなり大事だと思います。

夫婦だけで抱え込まず、外の支援も使う

家族の関係って、家の中だけでなんとかしようとすると詰まりやすいです。
特に、障害児子育てや連れ子との暮らしが重なると、親だけで全部抱えるのはかなりきつい。

わが家では、放課後等デイサービスや学校、必要に応じて外の人にも頼りながら暮らしています。
親だけで何とかしようとしないことは、結果的に家庭の空気を守ることにもつながる気がします。

相談先があるだけで、気持ちはかなり違う

実際、「今の関わり方でいいのかな」「ちょっとしんどいな」と思ったときに、話せる先があるだけでだいぶ違います。
学校の先生、放デイの職員さん、スクールカウンセラー、療育先。
専門的なアドバイスがほしいわけじゃなくても、「ちょっと聞いてもらえる」だけで気持ちが軽くなることもあります。

継親という立場って、実親とは違う悩みがあるぶん、周りに言いにくいことも多いですよね。
だからこそ、家庭の外に話せる場所を持っておくのは大事だと思っています。

働き方を変えることが、家族を回す助けになることもある

わが家の場合、働き方を変えたことも大きかったです。
決まった時間に外で働くのが難しくなって、今は在宅ライターとして仕事をしています。

もちろん、在宅なら全部解決するわけではありません。
でも、通院や学校対応、長期休みのことを考えると、家にいながら時間を調整しやすい働き方はかなり助かっています。

もし同じように「子どものことがあると外で働き続けるのが難しい」と感じているなら、こちらも読んでみてください。
内部リンク:障害児の親は仕事をどうしてる?私が外で働くのをやめて在宅ワークを選んだ理由

気持ちの整理に、本や体験談が助けになることもある

ステップファミリーのしんどさって、身近な人には話しにくいことも多いです。
「連れ子がかわいいと思えない日がある」「実母じゃないことに引け目を感じる」みたいな話って、なかなか言いづらいですよね。

そんなときは、同じ立場の人の本や体験談を読むだけでも少し気持ちが軽くなることがあります。
「自分だけじゃない」と思えるだけで、かなり違うこともあるので。

↓ステップファミリーに関する私のおすすめ書籍です。チェックしてみてくださいね。


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ステップファミリーに向いている考え方・しんどくなりやすい考え方

ステップファミリーって、努力すれば必ずうまくいく、というものでもないと思っています。
相手がいることだし、子どもの気持ちやタイミングもある。
だからこそ、「どんな考え方を持つか」でしんどさがかなり変わる気がします。

「普通の家族」を目指しすぎない

一番しんどかったのは、「ちゃんと家族らしくしなきゃ」と思っていた時期かもしれません。

でも、そもそも“普通の家族”って何なんでしょうね。
実親子みたいに振る舞うことなのか、いつも仲良く過ごすことなのか、家族旅行を楽しめることなのか。
どれも、できる家庭もあれば、難しい家庭もあります。

ステップファミリーは、実親子と同じ形にならなくてもいい。
その家族なりの落ち着き方が見つかれば、それで十分なんじゃないかと思うようになりました。

「平等にすること」より「その子に必要な関わり」を考える

連れ子と実子がいる家庭だと、なおさら「平等」が気になることもあると思います。
でも、全員に同じだけ・同じ形で関わることが、必ずしも正解とは限りません。

その子が今何に困っているのか。
どんな声かけなら届きやすいのか。
何をされたらしんどいのか。

そういうことを見ながら、その子に合う関わりを探す方が、たぶん現実的です。
“みんなに同じ”より、“それぞれに必要なものを考える”の方が、家の中は少し回りやすくなる気がしています。

うまくいかない時期があっても、それだけで失敗ではない

これも、自分に何度も言い聞かせたいことです。
イライラしてしまう日がある。
距離を置きたい日がある。
連れ子のことをかわいいと思えない瞬間がある。

そういう日があると、「やっぱり私は継母に向いてないのかも」と落ち込むことがあります。
でも、うまくいかない日があることと、家族として失敗していることは、同じではないはずです。

関係って、一直線に良くなるものじゃないですよね。
少し近づいて、またぶつかって、また調整して。
その繰り返しでしかないのかもしれません。

ステップファミリーについてよくある質問

継母・継父は連れ子を叱ってもいい?

危ないことや、今すぐ止める必要があることはその場で伝えていいと思います。
ただ、継親が一人で“しつけ役”を背負うと関係がこじれやすいこともあるので、基本的なルールや叱り方は実親と共有しておく方が安心です。

子どもが懐かないときはどうしたらいい?

無理に距離を縮めようとしすぎない方がいい場合もあります。
子どもにとっては、再婚や同居そのものが大きな変化です。
まずは安心して同じ空間にいられることを目指して、距離感は少しずつ整えていく方がよさそうです。

別居している実親の悪口は言わない方がいい?

少なくとも、子どもの前で否定するのは避けた方がいいと感じています。
子どもにとって実親は、関係がどうであっても大切な存在です。
継親側の感情だけで切り分けられない部分があるからこそ、そこは慎重に扱いたいところです。

子どもが昔の暮らしを懐かしんだり、別居している実親に会いたいと思ったりする気持ちは、否定しない方がいいと感じています。

大人側にはいろいろな事情や感情があっても、子どもにとっては大切な記憶であり、大切な親であることもあります。

その気持ちまで否定してしまうと、子どもは安心して本音を出しにくくなるのかもしれません。 

ステップファミリーの悩みはどこに相談できる?

学校やスクールカウンセラー、自治体の相談窓口、放課後等デイサービス、児童相談窓口などが相談先になることがあります。
家庭の事情や子どもの特性によっても変わるので、「何を相談したいか」に合わせて選ぶのがよさそうです。

ただ、ステップファミリーの悩みって、**制度の相談というより「気持ちの整理をしたい」「継親の立場のしんどさを聞いてほしい」**ということもありますよね。
そういうときは、公的な相談先だけでなく、オンラインで話を聞いてもらえるサービスを使うのもひとつの方法です。

たとえばココナラには、家族関係や子育て、夫婦関係の悩み相談を受けている人もいます。
「いきなり身近な人には話しにくい」「まずは匿名で気持ちを整理したい」というときは、こうしたサービスが合う人もいるかもしれません。




ステップファミリーってうまくいくの?と思ったら、まずは“家族らしさ”を急がない

ステップファミリーがうまくいくかどうかって、たぶん「ずっと仲良しでいられるか」ではないんだと思います。
しんどい時期があっても、家族として暮らしを続けられること。
誰か一人が限界まで我慢する形にしないこと。
少しずつでも、お互いにとって無理のない距離を探していけること。

私自身、まだまだ試行錯誤の途中です。
継母としてうまくできない日もあるし、落ち込むこともあります。
それでも、「普通の家族」になろうと焦りすぎず、その時々でできる形を探していくしかないのかなと思っています。

もし今、ステップファミリーとしての暮らしにしんどさを感じているなら、まずは「うまくいっていない=失敗」ではないと知ってほしいです。
家族の形はそれぞれ。
時間がかかっても、その家族に合うやり方が見つかれば、それで十分なんじゃないかなと思います。

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